久々のクマゲラ
11月29日 天候:小雪時々晴れ時々曇り 気温:マイナス2度 無風
朝、カーテンを開けると日差しが差し込み、空を見上げると青空が見えた。
行くか。
探鳥に出る。
行先は久しぶりのエリア3。車を走らせてわずか5分、空に暗い雲がかかり雪が降り始めた。
雪か~。モチが急減。やめようか・・・でも走り出してしまったから戻るのも面倒。決行。
エリア3駐車場に着くと、雪が本降りになっている。こりゃ傘稼働だな。傘を広げ歩き出して数歩。足が止まる。
おや?
前方の木に大きな鳥の姿が。見間違い?ここで?
近づくと間違いなく鳥だった。しかし、なんの鳥か分からない。
とにかく、飛び去る前にとシャッターを切った。
切って切って切って・・・全然動かない。
5分、10分、撮影出来る限りの角度から幾ら撮っても全く動かない。
飽きてきたので移動。
池に出るとカワアイサがいた。
水面から羽ばたく瞬間を撮ってみた。雪にAFが反応してしまいうまく撮れなかった。
雪の中、先に進む。
こんな雪じゃ野鳥は出て来ないんじゃないかな~。
半信半疑のまま遊歩道を歩き、以前、シマエナガと遭遇したポイントなどをチェックするも、やはり鳥の声が全くしない。
やがて雪は小降りになり晴れてきたが状況は変わらず、2時間ほど探索しても何も見つけられず疲れてきたので、諦めて帰ることに。
すると駐車場まであと5分の所で、『ケーケー』(かな?)という独特の鳴き声が!
クマゲラじゃないか。
出会うのは1年半ぶり。
地面に降りて木の実を食べている。
暗い条件と笹や枝に阻まれ、思うようには撮れなかったが、見られただけで嬉しかった。
それにしてもクマゲラの黒を撮るのは難しいな。特に光に恵まれない条件では。カメラ任せじゃなく対応を考えないと。
*帰宅後、野鳥図鑑で確認したところ、不明の鳥はオオタカの幼鳥のようだ。この時期、あまり見られないはずだが???
迷う?
11月27日 天候:晴れ 気温:5度 無風
晴れ。
いつもの森へ。
第1ポイントでアカゲラを撮る。一昨年は来れば必ずいるくらい遭遇率の高い場所で『ここに来ればアカゲラはいくらでも撮れるな』と思ったものだが、翌年から状況が変わり、観る機会が減った。
今年もあまり会えていないので、とりあえず数枚撮影。
狙っていた飛翔写真(翼を広げ飛んでいるところ)の撮影は失敗。
続いて第二ポイント。
またしてもミヤマカケスと遭遇。ミヤマカケスってこんなにいたっけ?この状況も昨年とは大きく違う点。増えているとしか思えないくらい、毎回、異なる場所で見るようになった。
もちろん、それはありがたい事ではある。飛翔写真が一番撮りやすいのがミヤマカケスだ。
飛ぶ瞬間がわかりやすく、飛び出しの初速が遅い(気がする)。
数枚撮影に成功。
光の条件も良くてまずまずの写真が撮れた。
第三ポイント。
春楡の大樹の上部に宿木が取り憑いていて、レンジャクの良い餌場になっているのだが、今シーズンはまだ姿が見られない。
宿木の実が無くなってきているようだから、すでに食い荒らされた後なのか。
続いて脇道ルートに入る。
雪が降った後なので、ただでさえ分かりにくい歩道(獣道?)が、より不明瞭になる。踏み跡が無かったらやめようと思った。
入り口を見ると、踏み跡あり。
奥に進んだ。
のだが、、、
途中で踏み跡が消えるw
まー何度も歩いている道だ。目を瞑っても歩ける。
と鼻歌まじりに歩いていたら、正規の道を外れ谷底に向かっていた。(オイオイ)
引き返す。
どうにか目的の谷に到着。期待した鳥はいなかった。
そこからは、出口方向から来たらしい人の踏み跡があり、一安心。
出口へ。。。
と思ったら、その踏み跡が蛇行していて嫌な感じ。
完全に迷ってるじゃんw
そこからは自力で通常の遊歩道に戻った。
余計に歩いてひと汗かく。しかも収穫はゼロ。
そこから来た道を戻り、第一ポイントで再びアカゲラと遭遇、動画を撮影して帰路についた。
収穫あり!
11月22日 天候:晴れ 気温:16度 無風
快晴。しかも、この暖かさは小春日和なんてものじゃない。
本当にこれから冬を迎えるのか。
まー今日が最後の秋晴れになりそうなので、探鳥に出かけることに。
行先は・・・久々にE地区へ。
いつもの場所が車で10分、移動が楽だからついついそこばかりになるが、実はE地区の方がシマエナガに関して実績がある。
いつもの場所に飽きたのもあり、気分転換も兼ねて訪れてみた。
車を降りてすぐ、バサバサっと羽音がして、目をやるとミヤマカケスだった。本当に今シーズンはよく会う。
太陽に向かって進むカケスを追う状態になってしまい逆光で上手くは撮れなかったが幸先良い。
さて、先に進むか、と思ったらカラ類が群なして近づいてきた。
自分の周りを取り巻くように飛んでいる。
こんな体験初めて。
ヤマガラが自分の耳元をかすめて目の前の松の枝に止まり、こちらをじっと見ている。
『餌よこせ』・・・(という心の声が聴こえた気がした)
なるほど、そういうことか・・・(餌付けされていて人馴れしているのだろう)。
ハシブトガラなどはしつこくつきまとい300m近く付いてきた。
自分は餌やりが趣味ではないので無視して先に進んだ。
目的地に到着。
人がいなくて静かで良い場所。ここで待機する作戦を取るか、周囲を歩きながら探索するか、、、
今日は歩いてみるか。
ゆっくり歩きながら狙いのシマエナガを探す。
しかし、あまり鳥の気配が感じられない。無駄足だったかと思いきやヤマゲラの雌が近くの樹から飛び立った。
一応、証拠程度の撮影は出来た。
さらにうろちょろしていたらオオアカゲラの雄を発見。
熱心に木を突く姿を動画撮影。
ここでタイムリミットとなり来た道を引き返す。すると、もうすぐ駐車場という場所で東方向へ向かうシマエナガ数羽の群れと遭遇。
いつものように彼らが忙しなく飛び交う3分程の時間の中で可能な限りシャッターを切った。
とにかく数しかない。上手に撮る技術なんてないんだから。
どうにか1枚姿を捉えられて今日は大満足。
気分良く帰ろうと思ったら、またもやミヤマカケスが目の前を飛んで原っぱに舞い降りた。
今度は切り株をステージにして何度もポーズを決めてくれて、撮りたいと思っていた飛翔シーンの撮影にも成功。
撮影位置の取り方で改めて気付く事もあったり収穫大だった。
満足して帰路についた。
その時を待つ
11月18日 天候:晴れ 気温:12度 風ほぼなし
2時間ほど森林散歩へ。
思いの外、暖かい。ちょっと歩いたところでダウンを脱ぐ。寒かったら嫌だと思って着て来たが、さすがにやり過ぎだったか。
15分ほど歩いて第一ポイントに差し掛かると20mくらい先の木の枝にヒヨドリがいるのに気付いた。
一応カメラを向けたら、もう一羽、ファイダーを横切る影が。
ツグミだった。
昨シーズン、ツグミはいいだけ撮ったので、今年は新鮮味も驚きも少ない。
とは言え、今日、他の鳥に出会える確証など一つもないのだ。
撮っておく。
遠くても暗くてもAFが頼りにならなくても撮っておくw
続いてヤマゲラの巣穴のあるポイント。今日は姿が見られず。
時間もないので、そこで折り返して引き返す。
『今日は特別な収穫はなしか』と諦めムードだったところに、小さな舌打ちのようなあの鳴き声が聴こえてきた、、、
シマエナガだ。
惑わされないようシマエナガだけを目で追う。
う〜ん、低い位置、もしくは近距離に来ない。15m以上離れている。
やや近づいても見上げるような高い位置だし細かい枝も多いので厳しい。
結局、5分くらい撮影チャンスがありながら、一枚もまともには撮れなかった。(シャッターチャンスはほぼゼロ)
まーいつもの展開。ガッカリすることもない。
これが当たり前。そのうち訪れるシャッターチャンスをひたすら待つだけだ。
これから来春までの間に、1枚くらいシマエナガの正面ショットを撮りたいと思っている。
雪が積もってからが勝負。
もう少し俊敏にシマエナガの動きに対応出来るようカメラの設定など色々考えつつ、その時を待とう。
初雪の日に
11月11日 天候:晴れ時々曇り 気温:5度 風あり(風速8m)
初雪が降った。。。らしい。
未明にチラチラ雪が舞った程度なのかな?自分が起き出した頃には雪が降った痕跡なし。初雪の実感ゼロ。
晴れてるし森へ出動。
駐車場に着くと風が結構ある。木々が揺れ枯葉が舞い踊っている状況。でも、森に入れば木々や起伏がある地形が風を弱めてくれる。問題なし。
今日は久しぶりにスタート地点を変えてみた。
歩き始めてすぐ、ミヤマカケスと遭遇。最近、毎回のように会うな。探鳥を始めた一昨年前は冬に一度見ただけだったのが何だったのかと思う。
無防備に標識の杭の上にとまってみたり、地面で餌を探してみたり、警戒心が薄い?何度か撮影チャンスを与えてくれた後、どこかへ飛び去っていった。
幸先よく出会いがあり『今日も色々見られるんじゃないか』と期待が高まる。
南へ進む。
30分歩くも気配なし。静か過ぎる。
この先は未知数のポイント、時間もあまりないし実績のあるポイントへ行く事にする。来た道を戻り北方向へ。
幾つかのポイントを確認しつつ歩くが相変わらず気配がない。
いつの間にか探す集中力が無くなり、ただ何となく歩くだけに。
1時間ほど歩き、シマエナガの頻出ポイントに到着。そこで、しばらく様子を見たりもしたがダメだった。
今日はここまで。
帰りがけにハシブトガラが目の前の地面に降りて来たところを撮影出来たのが、せめてもの救い。
当たりハズレ
11月7日 天候:曇りのち雨のち晴れ 気温:16度 風ほぼなし
天気予報に反して晴れ間が見えたのでS公園へ。
歩き出してすぐに傘を車に忘れたのに気付くが、戻るのが面倒だし、どうせ短時間だから・・・と先に向かう。
シマエナガとの遭遇率が高いポイントで様子を窺う。この時期になると混群で森を周回している事が多く単独はあまりない。
なので、近くに来たらシマエナガやカラ類の声で賑やかになるのですぐ分かる。
耳をじっと澄ませるが声はなし。し~ん。。。。
なんとなく周囲を見回していたら、何やら遠くに3羽がいるのが見えた。
声もしないし混群ではない。目視では確認出来ず撮ってみるとヒレンジャクだった。
もう現れたか。昨年よりだいぶ早い気がする。
ヒレンジャクはすぐに飛び去ってしまい再び静寂。
すると、いつの間にか空が暗くなり雨が降り出した。
雨具は何もない。
残念ながら撤退。
11月8日 天候:晴れ時々曇り 気温:11度 風ほぼなし
今日も天気予報は良い方にハズレて晴れ。
S公園へ。
シマエナガのポイントへ行くとタイミング良く混群がやって来た。
4、5羽いて、あちこちで鳴いて撹乱しようとする(?)のに惑わされないよう1羽に的を絞り目で追う。
結構、追尾出来たのだが、如何せん10mくらいの木の上部にいて遠過ぎるし枝被りもある。
撮影は無理。。。
辛うじて姿をちっちゃく撮れただけで終わる。
混群はシマエナガを先頭にカラ類が続く。
カラ類が混ざってくると、ますます幻惑されて撮りづらくなる。
そして、5分もしないでフィーバーは終わり、また静寂に。
次に混群が訪れるのをここで待つか?
迷いつつも他に気になる場所もあり先に進む。
しばらく行くとミヤマカケスがバサバサと飛ぶのを見かけた。最近よく会うなー。
次のポイントでは横倒しになった倒木を突くアカゲラを発見。一心に木を突いてい他ところを動画撮影。見栄えのしない絵ではあったが一応、撮影出来た。
さらにハシブトガラが自分の周囲を取り巻くように飛んでくれたので、これも動画撮影。今日、一番良い感じに撮れた。
そこから脇道のコースへ足を踏み入れた。
あまり人が入らない上に整備もされておらず、笹が生い茂っていて道が分かりづらくなっていた。
そのルートの小さな谷状地形の小川のところで足元から鳥が飛び立ち、5mほど先の木の枝に止まった。
茶色く小さなその姿は。。。
この公園で姿を確認したのは初めて。
地形的に好みそうな場所だもんな。
冬の間もいるのだろうか?
次回から必ずこの場所も歩くようにしたい。
今日、最後に出会ったのはヤマゲラの雌。
木の幹に巣穴と思しき穴を開けている。
動画を撮影。
今日は久しぶりに多種の野鳥を見られた。
それで気を良くしてまた行くと全く見られなかったりするのがいつものパターン。
当然、運もあるとは思うが、当たりハズレには何か法則性がある気もするので、この冬はそれも気にしながら探鳥してみようと思う。
不毛な連休
11月4日 天候:晴れ 気温:15度 風あり
3連休中日のN公園へ。
人出が凄い。特に隣国からのお客様が多く、元気の良い声があちこちから聞こえる。勢いを感じるな~。
そして今日も753や前撮りなどの撮影も。こんな晴天下で色付き最高の紅葉を背景に撮れるなんて羨ましい。人生の節目の良い思い出になるだろう。
さて、今日の目的はと言うと、池にやって来るダイサギの飛翔動画の撮影。まずはいてくれないと始まらない。定位置に目をやると・・・いた!今日も呑気な様子で中島の縁に佇んでいる。
時折、小魚を狙い嘴を水面に鋭く突き刺す。
気の毒にどうも不発ばかりのようだ。
こういう時は一箇所から動かないので、最善と思われるポジションにカメラを置き30分ほど間隔を置いて動画を撮影。
しばらく撮った後、日差しが強く鷺の身体が白飛びしているのに気付く。コントラストが強いと設定が難しいな。
それにしても中々飛んでくれない。
ちょっと撮影位置を変えるか。
カメラを移動し始めた途端、ダイサギが飛び立つ。
あーあ。
あるあるな展開だけど、それにしてもツイテナイ。
ダイサギはそのままどこかへ消えた。
こうなると戻ってくるかどうか定かでない。
諦めて望遠を使った紅葉撮影をするも、人が多く気分が乗らず、人の来ないエリアでの野鳥探しに切り替える。
すると、かなりの数の群れが飛び交っているのを発見。
色めきたって近づいてみると。。。ムクドリだった。
そうでしたか。。。
あとは何も見つからず終了。
11月5日 天候:晴れ 気温:12度 風ややあり
久しぶりにS公園へ。
日曜というのに人が少ない。
なんでかな。
困ったことに人だけでなく鳥も少ない。
声が全然聞こえない状態。
紅葉を背景にシマエナガを撮る!と密かに胸に誓いやって来たが、カラ類でさえまばら。
最初のポイントは紅葉が綺麗だしシマエナガ撮影実績もあったので粘ったが、どうも気配がないので、遊歩道に移動。
すると、遭遇率の高いポイントで、あの特徴的な鳴き声が聞こえてきた。
身構えると、東から7、8羽の群れがやって来た。頭上の木々の枝を忙しなく行き交う。カメラを向けるが遠い上に動きが早く追えない。
フィーバータイムは3分ほどで群れは西へ飛び去った。
一枚も撮れず。
その後はし~ん。
静寂の森。
もう一度、最初のポイントに戻ったら、仲間が目視で1羽だけシマエナガを発見。(撮影不能)
あとは、本当にダメ。
日没前に撤収。