ぐ〜探!『ぐうたら探鳥日記』

カメラ片手に日々探鳥!Nobiの野鳥撮影録です。

イスカ狂騒曲(10/22,23)

1022日 天候:曇り時々小雨時々晴れ

 

「近所の公園にイスカの群れが来ている」とS師匠から連絡が来た。

野鳥観察歴の短い自分は見たことがなかったので、この機会を逃すまいと現場に向かった。

天気は曇り。ちょっと暗い。雨だけは降らないでくれ・・・と願うも、鳥を探し始めてすぐパラパラと雨が落ちてきた。

傘をさしてイスカが集まっているという杉の大樹の下で様子を窺う。

ぱっと見、何もいないようだったが、目を凝らすと緑の葉陰から何羽かが顔を出している。

特徴的な赤色の雄とオリーブグリーン色の雌。両者の違いが歴然で分かりやすい。

撮影開始。(装備:α6400+sigma100-400mm F5-6.3 DG DN OS SE

いずれも高い位置だし忙しく動き回るので思うように狙えない。傘をさし約1.7kgのカメラを上に向けて撮る体勢もキツい。

全然撮れない💦

苦戦していたら突如、こんもりした杉の緑の中から15羽位が飛び出し、どこかへ飛び去った。

どうやら木の実を求めて園内を周回しているようだ。

 

休憩。時々姿を見せるリスやカラ類などを写しつつ次のタイミングを待っていたら、ぎゃ~ぎゃ~と嗄れた声のカケスが現れた。人は少なくないが、さほど気にするでもなく地上のどんぐりを拾っている。何枚か撮れた。

 

イスカはまた同じ木に戻ってきた。でも難しい条件は変わらない。対応できず全然撮れない。

 

諦めかけた時、木の側の歩道の水溜りに6羽ほどの群れが降りてきた。S師匠が「ここに降りてくるかも」と予言していので気にしていたポイント。3分くらい、そこで水を飲んでくれた。

 

今日、最大のシャッターチャンス到来で、どうにか姿全体を捉えた写真を撮ることが出来た。(暗くて写りはイマイチ)

イスカ(赤が雄、緑が雌)

 

 

時間は15時を過ぎ、寒さと体力的限界で終了。

 

 

イスカは中国名『紅交嘴雀』の名の通り、嘴が交差している不思議な顔つきの鳥だった。雄の紅色も独特で晴れた日に撮れたら綺麗だろうなーと思った。

天気予報を見ると明日は終日晴れ。

これは再チャレンジすべきだろう。

 

1023日 天候:晴れ時々薄曇り

 

天気予報が当たり晴れ。昨日よりも暖かくてありがたい。

まずは昨日、イスカがしきりに実を啄む姿が見られた杉の木へ。

しかし、昨日ほど活発な動きが見られない。

時々上空を少群が飛ぶ姿を見るくらい。

撮影のチャンスを待っていたら、近くのイチイの木で動きが。何羽かの鳥がバサバサと集まってきた。

ツグミか?』と思ったがS師匠は『マミチャジナイ』だという。

写した写真を確認すると確かに!

マミチャジナイも今年、初めて目にした野鳥で、まだちゃんと撮れていない。

イチイの実を咥えたところを撮ろうと粘ってみた。

割と低い木で距離も近く撮りやすい条件だったが、身体を葉で隠すように行動するので中々撮らせてもらえない。

結局、実を咥えた写真は葉からぴょこっと顔出した一枚しか撮れず。

 

マミチャジナイ

 

そして今日もカケスと遭遇。場所からして昨日と同じ個体と思われる。割と人馴れした風で逃げないので動画を撮影した。使えるものが撮れたかも。

 

時間はやがて14時。諸々の事情で早めに引き上げる。

肝心のイスカは一枚も撮れなかった。

彼らの行動パターンが分からないので、なんとも言えないが、また良い機会があれば撮影を試みたいと思う。